2022年4月1日金曜日

グリーンピア破たんの責任は消えた年金4000億円歴代厚相の地元に集中

年金大臣.jpg

グリーンピアとかわけのわからない施設に年金財源がムダに使われた。法案以前に国会で徹底糾明してほしい」。

埼玉県内で聞いた声のなかで強い怒りの対象となったひとつが、厚生労働省所管の特殊法人「年金福祉事業団」(現年金資金運用基金)の大規模保養基地「グリーンピア」です。相次ぐ破たんの事態を招いた政党、政治家の責任はどこに――。

 グリーンピアの損失額について、公明党の坂口力厚生労働相は「全体として三千八百億円になる。取り戻すことは困難と思っている」(二月十二日の衆院予算委員会)などと語りました。そんな巨費が年金保険料から消えました。

 見通しもなく建設してきた大規模保養施設に閑古鳥が鳴き、ふくらむ赤字で建設費八十億円の施設をわずか三億円で売却した施設も。

建設なぜ可能に

 そもそも、グリーンピア建設はなぜ可能になったのか。

 厚生労働省に根拠となった法律を聞いてみると、一九六一年十月に成立した年金福祉事業団法(二〇〇一年四月廃止)でした。同法で、年金の被保険者らの「福祉の増進に必要な施設の設置又は整備を促進する」とし、建設が可能になりました。

自民などが賛成

 これに賛成したのは、自民党、民社党(当時)。反対は、日本共産党、社会党(同)でした。

 具体的には、「列島改造」を掲げる田中角栄内閣のもとで厚生省(当時)が計画をたてました。七二年八月、自民党の塩見俊二厚相(参院高知地方区)が地元の高知市でグリーンピアの事業構想を発表。七五年七月に「全体基本計画」を公表、小泉首相が厚相を務めていた八八年まで建設が続きました。

 日本共産党の小池晃議員が三月九日の参院予算委員会で「偶然にしてはできすぎ」と指摘したように歴代厚相の地元にグリーンピアが建設されました。全国十三カ所のうち、八カ所が厚相経験者の地元でした。

 厚生省年金局長としてグリーンピア構想を発案した横田陽吉氏は、七六年十二月の総選挙に自民党公認で宮城1区(当時)から立候補、選挙公報で「大規模年金保養基地(百億円、岩沼に誘致)」と実績宣伝しました。国民の年金で建設したグリーンピア岩沼を自分の選挙に利用したのです。

 こうして全国に建設されたグリーンピアは、大赤字を抱え、政府は、二〇〇五年度までにすべて廃止・売却する方針です。こうした事態は当時から予想されていました。

 地元広島県にグリーンピア安浦が建設された増岡博之元厚相(広島2区=当時)は、七六年四月七日の衆院予算委員会でグリーンピア事業について、“赤字が出たとしても計画を変更するな”と迫り、当時の年金局長から「地元の要望に沿うように」したいとの答弁を引き出したのです。

 小泉首相は、五月十八日の参院厚生労働委員会でグリーンピア事業の破たんについて聞かれ、「役人の責任だといいますが、国会議員が全部欲したんです。そして、この地元にはおれが持ってきた、みんな喜んだんですよ」と答え、平然と開きなおっています。

年金の使い道きちんとして

相談者らが怒りの声

 埼玉県内の社会保険事務所近くで聞いた相談者たちの怒りの声は――。

 埼玉県滑川町の信田晃さん(59)は、年金法案についてしばらく迷ってから「しょうがないと思っている」といいながらも、こう語ります。

 「国会では、もっと年金の使い道をきちんとすべきじゃないのか。余計な無駄遣いを糾明することをしてほしい。わけのわからない施設(グリーンピア)をつくったり、役人の天下りとか」

 同県上福岡市の主婦(50)は「年金法案に賛成、反対という以前の問題で、財源がグリーンピアとか役人の天下り先に使われていたり、国民に負担おしつけるやりかたに大反対。税金どろぼうと言いたい気持ちだ。いま頼りになるのは共産党だと思う。ムネオハウスの追及をやった佐々木憲昭さんの人柄が好きで、がんばってほしい」と話しました。

新型コロナウイルスワクチン接種後の有害事象リスク比較 [医療のトピック]

JAMA Internal Medicine誌に、
2022年6月13日ウェブ掲載された、
2種類の新型コロナウイルスワクチンの有害事象を、
直接比較した結果についての論文です。

新型コロナウイルスの予防のためのワクチンとして、
世界中で最もその有効性が確認され、
接種もされていて臨床データも多いのは、
ファイザー・ビオンテック社とモデルナ社による、
2種類のmRNAワクチンであることは間違いがありません。

現状その効果や有害事象については、
報告により差はありますが、
両者のワクチンでそれほどの差はない、
敢えて言えば、モデルナ社のワクチンの方が、
その効果持続は長く、局所の副反応は強い、
という辺りがこれまでの報告の最大公約数ではないかと思います。

ただ、実際には両者のワクチンを直接比較したような報告は、
それほど多くはありません。

今回の検証はアメリカにおいて、
主に60歳以上の高齢者への接種の大規模データを解析したもので、
2種類のmRNAワクチン接種者、それぞれ216836名を、
マッチングさせて比較したものです。

その結果、
ファイザー・ビオンテック社ワクチンはモデルナ社ワクチンと比較して、
接種後38週間の解析で、
虚血性脳梗塞のリスクが1万人当たり10.9件、
心筋梗塞のリスクが1万人当たり14.8件、
それ以外の血栓症のリスクが1万人当たり11.3件、
腎障害のリスクが1万人当たり17.1件、
それぞれ多く発症していました。


この差をどう見るかは微妙なところだと思いますが、
今後のワクチン選択の判断は、
こうしたデータももとにして、
なるべく接種者本人が選択可能な形に、
どの地域においてもなることを期待したいと思います。

過去の感染やワクチン接種のオミクロン感染への予防効果 [医療のトピック]

New England Journal of Medicine誌に、

2022年6月15日掲載された、
新型コロナウイルスのオミクロン株の感染が、
それ以前の感染やワクチン接種で、
どれだけ予防可能かを比較検証した論文です。

オミクロン株はBA.1からBA.2と、
変異を繰り返しながら、
今再度感染者が東京でも増加しています。

クリニックでもRT-PCR検査や抗原検査の陽性率が上昇していて、
その中には3回のワクチン接種を済ませている方や、
2021年にオミクロン株以外のデルタ株などの流行期に、
一度感染している方も、
感染していて更にワクチン接種もされている方も含まれています。

これが全てのCOVID-19感染に、
共通した現象であるのかどうかは、
現時点で何とも言えませんが、
少なくともオミクロン株の感染については、
現行のワクチン接種のみで完全に予防することは困難で、
既に別の型の新型コロナウイルスに感染していても、
その感染は完全には予防はされないのです。

それでは、
一度デルタ株に感染しているような場合、
その後にワクチンを追加接種することで、
どの程度感染予防効果は高まるのでしょうか?
感染は防げなくても重症化予防は可能、
というような指摘がされることも多いのですが、
それは実際に事実と言えるのでしょうか?

今回の検証はカタールにおいて、
ファイザー・ビオンテック社製とモデルナ製新型コロナワクチンの接種歴と、
遺伝子検査で診断された新型コロナウイルス感染症との関連を、
大規模なケースコントロール研究の形式で検証したものです。
ワクチンの接種回数は圧倒的にファイザー・ビオンテック社製が多く、
オミクロン株の感染はBA.2の亜型が主体の時期の解析です。

その結果、
オミクロン株以外の新型コロナ感染の既往は、
その後のオミクロンBA2.株感染のリスクを、
46.1%(95%CI:39.5から51.9)有意に低下させていました。
ファイザー・ビオンテック社ワクチン2回接種のみでは、
その後のオミクロンBA.2株感染に対する有効性は、
有意には確認出来ませんでした。
ワクチン接種後殆どの事例で、
6か月以上が経過していました。

ファイザー・ビオンテック社ワクチンを3回接種した場合、
その後のオミクロン株BA.2株感染のリスクは、
52.2%(95%CI:48.1から55.9)有意に低下していました。

一度オミクロン株以外の自然感染があり、
更に2回ファイザー・ビオンテック社ワクチンを接種した場合、
その後のオミクロンBA.2株感染のリスクは、
55.1%(95%CI:50.9から58.9)有意に低下していました。
更にオミクロン株以外の自然感染歴があり、
3回ファイザー・ビオンテック社ワクチンを3回接種した場合、
その後のオミクロンBA.2株感染のリスクは、
77.3%(99.5%CI:72.4から81.4)と、
最も高い有意な低下率を示していました。

上記の有効率は、
ファイザー・ビオンテック社ワクチンと、
オミクロンBA.2株についてのものですが、
モデルナワクチンにおいても、
オミクロンBA.1株においても、
同様の傾向が確認されています。
ただ、事例はより少なくばらつきも大きいので、
有意な差は出ていない組み合わせもあります。

そして、既感染のみを含む、
上記のいずれの組み合わせにおいても、
重症化と死亡を併せたリスクについては、
いずれも70%を超えるリスク低下を示していました。

つまり、
自然感染と3回以上のワクチン接種は、
単独でも一定のオミクロン株感染予防効果があり、
組み合わせることによりその有効性は高まります。
2回のワクチン接種は、
自然感染と組み合わせれば有効ですが、
単独では感染予防効果は接種半年以降は確認出来ません。
ただ、重症化予防効果についてみると、
感染予防効果より高い、70%以上の有効率を、
殆どの組み合わせで示していました。


いずれにしても、
現状自然感染はあっても、
3回のワクチン接種を行うことで、
高い重症化予防効果と、
一定レベルの感染予防効果があり、
オミクロン株に特化した抗原を含むワクチンが活用されるまでは、
それが現状のワクチンによる感染予防の、
限界点であるようです

2020年11月19日木曜日

パングラオ 2020/11/19.

 

 ファイルを整理して見つけました。
前にアップしたかもしれません。
タイトルの日付はダウンロードした日付です。
全画面表示で見て下さい。


2020年3月24日火曜日

スライドショウ パングラオ 200322. Sun.

下のリンクアドレスをクリックして下さい、スライドショーが始まります。
Please click the link address below, it is starting the slide show.

https://photos.google.com/photo/AF1QipNtJMtha5D0XD1PrDxGJMzcKS15-M54CkRbQYjQ

ダイビング ボホール パングラオ ライトハウス 200322. Sun. 3rd.

画像をクリックすると大きくなります。
Click the image to see the enlarged image.




























 We dived into the Lighthouse of Panglao island for the third time the day before yesterday.

2020年3月22日日曜日

パングラオ ドオール 200322. Sun. 2nd.

画像をクリックすると大きくなります。
Click the image to see the enlarged image.


























  We dived into the Doule of Panglao island for the second time yesterday. 

さしたる年末の感傷もありません。I'm not feeling particularly sentimental about the end of the year.

 日本の気温をネットで見ました。 沖縄の気温が一番高いと思っていました。 小笠原諸島の南鳥島の気温が日本で一番高いんですね。 今住んでいる場所の朝6時頃の気温と一緒です。  こちらは今雨季です。 雨がよく降るので空が曇り太陽の光が遮断され雨の冷却効果で気温はあまり上がりません。 ...