少年の日の目覚め

　映画監督で俳優でエッセイストの故伊丹十三さんが著書の中で　焼酎のお湯割りを飲むと少年の日の目覚めが得られる　という趣旨の事を書いていました。

目覚めの範囲を　気持ちの良い目覚め　まで広げてもこの記述はどうかなと疑問に思っています。

酒・アルコール類を摂取している間は夜中に必ず目が覚めます。

酒を止める・一定期間禁酒しない限り夜寝て朝まで寝続けることは出来ません。

　気持ちの良い目覚めを得るためには、そうですね、酒を・アルコールを４週間くらい止めることが必要な条件ではないでしょうか。

酒を止めると体に変化が起こります。

・ 今までアルコールの解毒にまわっていた肝臓の機能が体の修復に回ります。

・ 止めた次の日からお腹の調子・消化器の具合が著しく良くなります。

・ 止めて２，３日すると体内水分の排水の勢いが見違えるように良くなり目やにや腔内の分泌物が減ります。

・ 鼻と口腔内の粘膜の腫れがひき睡眠中鼻呼吸に戻るのでいびきが止み喉の痛みがなくなります。

・１週間以内に関節や筋肉が緩んで体が少し楽になります、この時点での連続睡眠は４時間半くらいでしょう。

・２週間くらい経つと更に関節や筋肉が緩んで体が楽になり連続睡眠時間は４時間半から６時間位になると思います。

・３～４週間経つと更に関節や筋肉が緩んで体が楽になり７時間半から９時間の連続睡眠がとれるようになります。

・この状態は酒を飲まなければ続きますが酒を飲めばもとの不連続睡眠に戻ります。

　体験者の私は断言できます。

この歳になると気持ちの良い目覚めはありますが少年の日のように疲れのぬけた力の漲った目覚めを得ることは難しいいですね。

理由は簡単で明瞭です、前日の疲労を翌日感じることが出来ないからです。

わかりやすく言えば運動をした後の筋肉痛が翌日に起きないからです、翌々日かその後に筋肉痛が現れます。

　俺はそうじゃないよ　運動した次の日は筋肉痛のになるよ　というあなたは　少年の日のように疲れのぬけた力の漲った目覚め　を条件がそろえば体験できると思います。

その条件はアルコール類を飲まないことです。

難しいですね・・・

 It isn't easy to wake up refreshed and full of energy at this age like in my boyhood days.

But I can sleep comfortably for a long time if I abstain from alcohol.