この本の中に戸籍の売り買い・他人へのなりすましの話が出てきます
そんな事があるのか と思いましたが
時代小説の中に系図屋・家系屋と言う言葉が出てきます
武士の家系は武士の履歴書でそれを改竄するのが系図屋・家系屋です
町人の捕り物帳では岡っ引きが与力・同心に報告する際にあの盗人宿の主人は どこどこから来た人間のようですがその先は探りようがありやせん などと言っています
裏社会は大昔から存在していたので 田畑を捨ててて棄農した農民や罪を犯して逃げなければいけなくなった町人・脱藩して追われる武士などから身分を買ったり売ったりしたのでしょう
大盗賊が盗人宿を買うにしても 人別帳・宗門改帳・過去帳などによる身分の証明は必要だったようです
身分の売り買いはこの国に昔からあったようです
差別とは
差別するとは
差別されるとは
差別から逃れるとは
差別から逃れるための違法な戸籍の売買があった
差別に対する意識のレベルの差
自己・自我が壊れてゆくさま
自分を大切にできなくなる
自分を放棄する
本当の名前を捨てて別人になる
他人の戸籍を利用して他人の姓名を名乗り戸籍を利用して生活する
妻をめとり子を作る
この本で私の想像の出来なかった現実の世界を見せてもらった
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